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マウスピース矯正が痛くて眠れない…原因と正しい対処法|痛みを抑えながら続けるために

2025.10.31

マウスピース矯正が痛くて眠れない…原因と正しい対処法|痛みを抑えながら続けるために

マウスピース矯正は、目立ちにくく取り外しができることから、多くの方に選ばれている矯正方法です。しかし、治療が始まったばかりの時期や、マウスピースを交換した直後に「痛くて眠れないほどつらい…」というお悩みが生じることがあります。日常生活に支障が出ると、不安やストレスが大きくなり、「このまま続けられるのだろうか」と感じてしまうこともあるでしょう。

痛みには必ず理由があり、正しく対処することで、多くの場合は落ち着いていきます。一方で、痛みの種類の中には、自己判断で様子を見るべきではないケースもあります。大切なのは、「どの痛みが自然な反応なのか」「どの痛みに注意すべきか」を知ることです。

のだ歯科クリニックでは、痛みに配慮した矯正計画と、担当衛生士による継続的なサポートを大切にしています。「痛みが不安で矯正に踏み出せない」「つらさが続いている」という方も、どうか一人で抱え込まずにご相談ください。

マウスピース矯正で「痛くて眠れない」と感じる理由

マウスピース矯正で「痛くて眠れない」と感じる理由

マウスピース矯正で感じる痛みの多くは、「歯がゆっくりと動くために生じる生理的な痛み」です。歯は顎の骨に直接固定されているわけではなく、「歯根膜(しこんまく)」という薄い組織を介して支えられています。矯正装置によって歯に力がかかると、この歯根膜が圧迫されたり引き伸ばされたりし、その刺激により骨が少しずつ作り替えられて歯が移動していきます。この仕組みが、治療初期やマウスピース交換直後に痛みが出やすい理由です。

ただし、すべての痛みが「自然なもの」とは限りません。
特に以下のような場合は、歯にかかる力のバランスが崩れていたり、炎症が起こっていたりする可能性があります。

  • 片側だけ強く痛む

  • 鋭い痛みが続く

  • かみ合わせが急に変わった気がする

  • マウスピースが浮いてフィットしていない

つまり、マウスピース矯正で感じる痛みには、「自然な痛み」「異常のサインとなり得る痛み」の2種類があるということです。まずはその違いを整理し、どのような状況で痛みが強くなりやすいのかを理解することが、安心して治療を続けるための第一歩となります。

ここからは、痛みの主な原因を3つに分けて、より具体的に解説していきます。

歯が動くときに生じる自然な痛み

マウスピース矯正では、歯にかかる力によって歯根膜に刺激が加わり、周囲の骨がゆっくりと作り替えられることで歯が動いていきます。この「骨の再構築」が進む過程で、歯ぐきの奥がじんわり重いような痛みや、噛んだときに響くような感覚が生じることがあります。これは、歯が確かに動いている証拠であり、多くの場合は治療開始から数日〜1週間ほどが最も強く感じやすいといわれています。

この痛みは、一般的には時間の経過とともに落ち着いていくことがほとんどです。特に、マウスピース交換直後に痛みが出ても、その後徐々に体がその変化に慣れてくるため、数日以内に和らいでいくケースが多くみられます。

ただし、「動いている証拠だから」といって、強い痛みを我慢する必要はありません。無理に耐えることで睡眠不足やストレスが溜まり、かえって治療を続けることが難しくなる場合もあります。痛みは適切にケアしながら、無理なく進めていくことが大切です。

マウスピースが歯列に十分フィットしていない場合

マウスピースは、歯列にぴったりとフィットしてこそ、歯を計画通りに動かす力が均等に伝わります。しかし、装着が浅かったり、歯の動き方に個人差が生じたりすると、一部が浮いたり、特定の歯にのみ過度な力がかかることがあります。この状態になると、局所的な強い痛みが生じやすく、「片側だけがズキッと痛む」「噛んだときに鋭い圧を感じる」といった症状が現れることがあります。

特に、マウスピース交換直後にうまくフィットしていないと、歯が正しい方向に動く前に、力が不自然に集中してしまうことがあります。その結果、痛みが通常より強くなり、場合によっては眠りを妨げるほどのつらさにつながることもあります。

こうした「フィット不良」が疑われる場合、後述する「アライナーチューイー(補助的な噛み込み用ツール)」が有効となることがあります。ただし、強い痛みが続く、明らかな浮きが解消しない、噛み合わせに違和感が大きいといった場合は、自己判断で様子を見続けず、早めに相談することが大切です

かみ合わせの変化による筋肉のこわばり

マウスピース矯正では、歯が少しずつ動く過程で、一時的にかみ合わせの位置が不安定になる時期があります。歯並びだけでなく、上下の歯が噛み合うポイントも変化するため、その変化に合わせて咀嚼筋(そしゃくきん)や顎周囲の筋肉に負担がかかることがあります。

その結果として、

  • 顎が疲れる、重だるい

  • 頬やこめかみに張りを感じる

  • 就寝前に不快感が強まる

  • 口を開けづらい感覚がある

といった「痛み以外の違和感」が生じることがあります。
筋肉に負担がかかっているため、“歯そのものが痛い”というより、周囲が緊張して眠りにくくなるケースも少なくありません。

このような症状は、歯並びやかみ合わせが新しい位置に順応していくにつれて、徐々に落ち着いていくことが多いです。ただし、強い痛みが続く場合や、口が開けにくくなる場合は、顎関節や噛み合わせの調整が必要となることもあるため、無理をせず相談することが大切です。

痛みが強いときに自分でできる対処法

痛みが強いときに自分でできる対処法

マウスピース矯正で痛みを感じたとき、「我慢してそのうち慣れるはず」と思い込み、つらさを抱えたまま過ごしてしまう方は少なくありません。しかし、無理に耐える必要はありません。痛みは、適切な対処を行うことで和らげられることが多く、ケアをすることで治療をよりスムーズに続けることができます。

大切なのは、「外す時間を増やしてしまう」「痛いから装着をサボる」といった行動を避けることです。装着時間が減ると歯が元の位置に戻ろうとし、再度動かすときにまた痛みが強くなるという“繰り返しの痛み”につながります。つまり、痛みを軽減しながら、装着を継続することが最も重要なポイントです。

ここからは、日常生活の中でできる対処法を、理由 → 方法 → 注意点 の流れでわかりやすく解説していきます。ご自身の状態に合わせて、無理のない範囲で試してみてください。

装着時間を守る(外す時間を伸ばさない)

マウスピース矯正で痛みを軽減するために、意外と見落とされがちなのが「装着時間の管理」です。痛みを理由に外す時間を長くすると、歯が元の位置に戻りかけてしまい、再びマウスピースを装着した際に強い痛みが出ることがあります。これを繰り返すと、「治療が進まないうえに、痛みのたびに眠れなくなる」という悪循環に陥りやすくなります。

基本的には、1日20〜22時間の装着が理想とされています。
食事や歯みがきのとき以外は、できるだけ装着を続けることが大切です。痛みがあるときこそ「短時間でも外さず慣れる」意識を持つことで、歯が安定して動き、痛みも早く落ち着く傾向があります。

もしどうしても我慢できない痛みがある場合は、短時間だけ外して冷やす、もしくは痛み止めを適切に使うなど、次項の方法と併用しながら無理のない範囲で乗り切りましょう。
痛みを恐れて装着を控えるよりも、「しっかり装着して早く慣れる」ことが、最も確実な対処法なのです。

痛み止めの適切な活用

「痛み止めを使うと矯正の効果が弱まるのでは…」と心配される方もいますが、痛み止めの使用によって歯が動かなくなることはありません。つらい痛みを無理に我慢するよりも、適切に鎮痛薬を使うことで、生活リズムや睡眠を守りながら治療を継続できます。

使用する際は、市販薬であればアセトアミノフェンイブプロフェンなど、一般的な鎮痛薬で問題ありません。ただし、胃が荒れやすい方は空腹時の服用を避けることや、持病がある場合は医師や薬剤師に相談するなど、基本的な注意は必要です。

また、痛みが続くからといって、常用する習慣にならないようにすることも大切です。あくまで「痛みが強いときに一時的に使う」ものとして、過度に依存しないようにしましょう。

痛み止めは、睡眠がとれないほどつらいときや、日常生活に支障が出るときの助けになる手段のひとつです。不安なときは、自己判断だけでなく、担当の歯科医や担当衛生士に相談して、適切な使い方を一緒に検討していきましょう。

アライナーチューイーを使ってフィットを改善

マウスピースが歯にしっかり密着していないと、特定の歯だけに強く力がかかり、痛みが強く感じられることがあります。こうしたときに役立つのが、アライナーチューイーと呼ばれる、シリコン製の小さな円柱状の補助アイテムです。

使い方はシンプルです。
マウスピースを装着した状態で、チューイーを前歯→奥歯へと順に、ゆっくり噛み込んでいきます。
1回につき 5〜10分程度、これを 1日数回 行うことで、マウスピースが歯列によりしっかりとフィットし、力が均等に伝わりやすくなります。

フィットが改善されることで、以下のような症状が軽減することがあります

  • 浮きによる「片側だけ痛い」

  • 歯ぐきへの引っ張られるような圧痛

  • 噛んだときの鋭い痛み

ただし、チューイーを強く噛みしめすぎないことが大切です。
過度な力をかけてしまうと、かえって歯や顎に負担がかかり、痛みが増すこともあります。あくまで「軽く噛んで位置を整える」イメージで行いましょう。

頬や顎の筋肉をそっと冷やす

痛みが歯そのものだけでなく、顎まわりの筋肉のこわばりから来ている場合には、外側からそっと冷やすことが有効なことがあります。噛みしめや緊張が続くと筋肉が硬くなり、血流が増えることで痛みが強く感じられるため、冷やすことで炎症や筋肉の張りを落ち着かせることができます。

冷やす際は、保冷剤や冷たいタオルを直接肌に当てず、薄い布でくるんで10〜15分程度を目安に行います。就寝前に行うと、筋肉がゆるみ、眠りにつきやすくなることもあります。

一方で、温めることは逆効果となる場合があります。
入浴中やホットタオルで患部を温めると血流が増え、痛みが強くなることがあるため注意が必要です。「痛みがあるときは冷やす」が基本と考えておくとよいでしょう。

ただし、冷やしても痛みが引かない、または数日以上続く場合は、筋肉ではなく歯や歯周組織に原因がある可能性もあるため、自己判断で長く様子を見続けず、相談することが大切です。

「眠れないほど痛い」ときに疑うべきサイン

「眠れないほど痛い」ときに疑うべきサイン

マウスピース矯正で感じる痛みには、「歯が動くことによる自然な痛み」と、「トラブルのサインとなる痛み」の2種類があります。前者は、治療初期やマウスピース交換直後に一時的に起こるもので、数日〜1週間ほどで落ち着いていくことが一般的です。

しかし、眠れないほど強い痛みが続く場合や、いつもと違う痛みがある場合には、自己判断で様子を見るだけでは不十分なことがあります。歯や歯ぐき、噛み合わせに過度な負担がかかっていたり、炎症が進んでいたりする可能性があるため、早めの確認・調整が必要です。

たとえば、

  • 片側だけに鋭い痛みが続く

  • 歯ぐきが腫れる、熱っぽい、ズキズキする

  • マウスピースが明らかに浮いている/はまらない

といった症状は、自然な痛みとは性質が異なるケースが多く見られます。

ここからは、「相談すべき痛み」の具体的なサインを3つに分けて解説します。当てはまるものがあれば、無理に耐えず、早めにご相談ください。

片側だけ強く痛む、鋭い痛みが続く

痛みが「歯全体」ではなく、片側の特定の歯だけに強く現れる場合は、力のかかり方に偏りが生じている可能性があります。マウスピースが歯列に十分フィットしていなかったり、歯の動きに個人差が出たりすることで、一部分の歯に過度な圧力が集中してしまうことがあります。

このような状態が続くと、歯根膜や歯周組織にストレスがかかり、鋭い痛み・噛んだときの強い違和感・キーンとする痛みとして現れることがあります。自然な痛みは「重だるい圧」を感じることが多いのに対し、「鋭い」「刺さるような痛み」は、偏った力が原因であることが多いのが特徴です。

この場合は、自力での対処だけでは改善が難しいことが少なくありません。アライナーチューイーでフィットを整えることが有効な場合もありますが、それでも痛みが続く、もしくは悪化するようであれば、マウスピースの調整や再作成を検討する必要があります。

こうした「片側だけ強く痛む」痛みは、放置すると歯ぐきの炎症やかみ合わせの乱れにつながることがあるため、早めに相談することが大切です

歯ぐきが腫れている・熱っぽい・ズキズキする

歯ぐきが腫れたり、熱をもったような感覚、ズキズキとした持続的な痛みがある場合は、歯周組織や神経に炎症が起きている可能性があります。これは、単なる「歯が動く痛み」とは性質が異なり、細菌の増殖や噛み合わせによる負担が背景にあるケースが多い症状です。

特に以下のような場合は、炎症が進んでいるサインと考えられます。

  • 歯ぐきが赤く腫れている

  • 歯ぐきを押すと痛みが強まる

  • じっとしていても鼓動のように痛む(拍動痛)

  • 熱感や発熱を伴う

この状態を放置すると、歯ぐきの炎症が深く広がり、歯を支える骨にまで影響が及ぶこともあるため注意が必要です。

また、過去に虫歯治療や神経の治療をした歯は、矯正の力に対して反応が出やすいことがあり、痛みが強くなることもあります。いずれにしても、こうした症状は自己判断で様子を見続けるべきではありません

眠れないほどのズキズキした痛みが続く場合は、早めに歯科医院でのチェック・噛み合わせやマウスピースの調整が必要となります。

マウスピースが明らかに浮いている・はまらない

マウスピースがしっかり歯列に密着していない、いわゆる「浮き」の状態があると、歯が計画通りに動いていない可能性があります。本来、マウスピースは歯にぴたっと適合することで力を均等に加え、無理なく歯を移動させていきます。しかし、浮きが生じていると一部の歯だけに強い負荷が集中し、痛みが強まる原因となります。

また、マウスピースが「はまらない」「途中で止まってしまう」といった状況も注意が必要です。これは、歯の動きが治療計画とずれてきているサインであり、無理に装着しようとすると歯や歯ぐきに余計な負担をかけてしまいます。

こうした場合、以下のような対応が必要になることがあります。

  • アライナーチューイーでフィットを促す

  • 新しいマウスピースの交換タイミングを見直す

  • 噛み合わせの微調整を行う

  • 必要に応じてアライナーの再作成を行う

浮きが続く・どうしてもはまらない・片側だけ強い噛みしめ感があるといった症状は、自己判断では改善しないことが多いため、早めに相談することが最善です

痛みを抑えながら治療を続けるために

痛みを抑えながら治療を続けるために

マウスピース矯正は「痛みがまったくない治療」ではありません。しかし、痛みをできるだけ抑えながら、無理なく続けられるように設計することは可能です。
当院では、“痛みは仕方がないもの”と捉えるのではなく、痛みが生じにくい治療計画と、痛みが生じたときにすぐ相談できるフォロー体制を重視しています。

そのために大切にしているのは、治療前の診断から治療中のサポートまで、一貫して患者様に寄り添うことです。むやみに歯を動かしすぎない計画や、噛み合わせの変化に対するきめ細やかなチェック、さらには装着状況やライフスタイルに合わせたアドバイスを行うことで、「つらさを我慢しながら続ける矯正」ではなく、「安心して続けられる矯正」を目指しています。

のだ歯科クリニックは、一般歯科から小児歯科・矯正・インプラントまで一つの医院で対応できる総合歯科です。
家族で通いやすい環境で、担当衛生士が長期的にサポートする体制を整えており、治療中の不安や痛みの変化にも気軽にご相談いただけます。

ここからは、当院が痛みを抑えながら矯正を支えるために大切にしている3つのポイントをご紹介します。

初期診断と動かす量の設計を丁寧に行う

矯正治療で痛みが強くなる大きな要因のひとつに、歯を「動かしすぎる」計画が立てられていることがあります。歯は少しずつ動かすことで、歯根膜や骨が無理なく順応していきます。しかし、歯の移動量が大きすぎたり、スピードが速すぎたりすると、歯や周囲の組織に負担がかかり、痛みや違和感が強く出ることがあります。

そのため、のだ歯科クリニックでは治療開始前に精密検査で歯と骨の状態を精密に確認し、歯をどれくらいの幅で、どの方向に、どのペースで動かすのが適切かを丁寧に設計します。

また、当院は「なるべく歯を残す」方針を大切にしており、不用意な抜歯や過剰な動きを避け、歯に負担をかけない治療計画を行います。無理なく動かす計画こそが、痛みの少ない矯正につながる鍵なのです。

担当衛生士制で経過を細かくフォロー

マウスピース矯正は、装置を「つける・外す」を患者様自身が管理する治療です。そのため、日々の装着状況や痛みの感じ方、生活リズムによって、治療の進み方や負担の出方が大きく変わることがあります。
そこで当院では、患者様一人ひとりに対して担当衛生士制を採用し、治療開始から完了まで 同じスタッフが継続してサポートします。

担当衛生士は、装着時間、マウスピースのフィット状況、噛み合わせの変化、歯ぐきの状態を、その都度丁寧に確認しながら、痛みが強くならないように細やかにフォローします。
不安や疑問が生まれたときに、「次の来院日まで我慢する」のではなく、いつでも相談できる相手がいることは、矯正を続ける上で大きな安心につながります。

また、痛みが生じたときには、対処方法のアドバイスや生活習慣の調整、必要に応じたマウスピースの確認・かみ合わせのチェックも行います。
この “並走するサポート” によって、痛みを最小限に抑え、挫折しにくい矯正治療を実現しています。

他院で痛みがつらい方の相談にも対応

中には、「すでに他院でマウスピース矯正を始めたものの、痛みがつらくて続けられない」「相談しづらい雰囲気があり、悩みを伝えられない」という方もいらっしゃいます。痛みや不安が積み重なると、矯正自体を諦めてしまうケースも珍しくありません。

のだ歯科クリニックでは、そうした “痛みが原因で続けられない” という方の相談にも対応しています。
歯の動き方、噛み合わせ、マウスピースのフィット状態を丁寧に確認し、必要に応じて治療計画の見直しや、追加のサポート方法をご提案します。

また、当院は一般歯科・歯周病治療・インプラント・小児歯科まで幅広く診療を行う総合歯科のため、単純に「矯正だけ」を見るのではなく、お口全体の健康状態を踏まえた上で痛みの原因を特定することが可能です。

「もう少し続けたいけれど、この痛みはどうしたらよいのだろう」
「治療をやめるしかないのかな」

そう感じている方こそ、どうか一度ご相談ください。無理に押し進めるのではなく、あなたにとって負担の少ない治療の進め方を一緒に考えていきます。

よくある質問(Q&A)

よくある質問(Q&A)

痛みがあるときは、「このまま続けて大丈夫なのか」「自分だけなのでは」と不安に感じてしまうことがあります。ここでは、マウスピース矯正中によくいただくご質問に、わかりやすくお答えします。不安がある場合は一人で抱え込まず、早めに相談することが大切です。

Q1. 痛みはいつまで続きますか?

マウスピース矯正の痛みは、装置を交換した直後〜数日間に強く出ることが多く、通常は時間の経過とともに落ち着いていきます。治療初期は体が変化に慣れていないため痛みが出やすいですが、数週間ほどで痛みのピークは和らぐケースがほとんどです。

ただし、鋭い痛みや、眠れないほどの痛みが継続する場合は、力のかかり方に偏りがある可能性があるため、早めの相談をおすすめします。

Q2. マウスピースを交換するたびに必ず痛みが出ますか?

交換直後は、歯が新しい位置へと動くため、軽い圧痛や違和感が出ることがあります。しかし、それが毎回強い痛みになるわけではありません。
歯列が安定してくると、交換時の痛みは徐々に軽くなることが多いです。

もし交換のたびに眠れないほどの痛みが続く場合は、動かす量の設定を見直す必要があるため、相談いただくことが大切です。

Q3. 痛みが怖くて、続けられるか心配です…

痛みへの不安は、決してめずらしいものではありません。
大切なのは、痛みを「原因と対処法があるもの」として理解することです。適切な対処を行うことで、無理なく治療を続けられるケースは多くあります。

のだ歯科クリニックでは、担当衛生士が継続的にサポートし、痛みが出やすいタイミングや対処方法について、治療の進行に合わせて丁寧にご案内しますので、不安を抱えたまま進める必要はありません。

まとめ:痛みの理解と適切なケアで、無理なく続けられる矯正治療へ

まとめ:痛みの理解と適切なケアで、無理なく続けられる矯正治療へ

マウスピース矯正で「痛くて眠れない」と感じることは、決してめずらしいことではありません。歯が動く仕組みや、噛み合わせの変化によって、一時的に痛みや違和感が生じることがあります。しかし、痛みには必ず原因があり、適切な対処を行うことで和らげることができます。

一方で、片側だけ鋭い痛みが続く、歯ぐきが腫れている、マウスピースがはまらないといった症状は、自己判断で様子を見るべきではないサインの場合があります。強い痛みや不安があるときは、早めに相談し、無理に我慢しないことが大切です。

  • 無理のない歯の動かし方を計画する精密な診断

  • 担当衛生士による継続的なフォロー

  • 他院でつらい思いをされた方への相談体制

のだ歯科クリニックでは上記のポイントを通して、痛みを最小限に抑えながら続けられる矯正治療を大切にしています。

もし今、痛みで不安を感じていたり、「このまま治療を続けられるのか」と迷っているのであれば、どうか一人で抱え込まずにご相談ください。
あなたが無理のないペースで矯正を続けられるよう、私たちがサポートします。

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