
部分入れ歯が舌で外れる原因と対処法|やってはいけないことと歯科での調整
2026.01.31

部分入れ歯が舌で外れる状態が続くと、会話中に外れそうで気が気でなかったり、食事が怖くなったり,
歯ぐきが痛い・傷ができるなど、日常のストレスが積み重なりやすいものです。
部分入れ歯が舌で外れるのは使い方の問題だけでなく、部分入れ歯の適合や噛み合わせのズレ、さらに歯ぐきや顎の骨の変化によっても起こり得るのです。自分で少し曲げてみたり、削ってみたりして調整をしたくなるかもしれませんが、自己流での調整はズレを広げて戻せなくなるリスクがあります。そのため、部分入れ歯が外れやすい原因を歯科で確認し、必要な調整を受けることが部分入れ歯を安定させるための近道です。
この記事では、部分入れ歯が外れる原因や外れた際にやってはいけないこと、歯科でできる調整や作り直しについて詳しく解説します。現在「部分入れ歯が舌で外れる…」とお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
結論|部分入れ歯が舌で外れるのは「合っていないサイン」

部分入れ歯が舌で外れるときは「自分の使い方のせい」と決めつけるよりも、入れ歯の適合(フィット)や噛み合わせがズレてきたサインとして捉えるのが安全です。なぜなら、歯を失ったあとの顎の土台(歯ぐき・顎堤)は少しずつ形が変化しやすく、最初は合っていた入れ歯でも時間の経過でフィット感が低下していくことがあるためです。
合わない状態のまま使い続けると、当たりが強い部分に傷ができたり、噛むたびに浮いて外れやすさが増したりと、困りごとが連鎖しやすくなります。逆に言えば、原因が「少しのズレ」や「当たりの偏り」であれば、歯科での調整や裏打ち(リライン)などで改善できるケースもあります。痛みや違和感が続く場合は、我慢よりも早めの相談が安心です。
ここではまず、早めに歯科に相談したい目安と、受診までにできる悪化を防ぐ応急措置を解説します。
早めに歯科に相談したいケース
外れやすさに加えて痛みや違和感が出ている場合は、部分入れ歯だけでなく、支えになっている歯や歯ぐきの炎症(歯周病など)が隠れていることもあります。特に次のようなサインがある場合は、できるだけ早めに歯科へご相談ください。
- 突然外れやすくなった
- 歯ぐきが痛い/口内炎・傷ができる
- 噛むと響く・ズキズキする
- バネが当たって痛い/折れた・変形した
- 外れた拍子に飲み込みそうで怖い
これらは「入れ歯が合っていない」だけで片付かず、残っている歯の負担増・歯周病の悪化・噛み合わせの乱れにつながることがあります。痛みやズレが続くほど調整が難しくなることもあるため、早めの歯科受診が安心です。
ご自宅でできる応急措置
ここでの応急措置は、「治す」のではなく「悪化を防ぐ」ための一時しのぎです。適合や噛み合わせの原因が残っている限り、外れやすさ自体が自然に消えるわけではないため、歯科受診までの間にできることとして行い、応急措置のあとは歯科で原因を確認し、必要な調整を受けてください。
いったん外して洗浄し、指で正しく装着し直す
まずは一度外して汚れを落とし、指でゆっくり正しい位置へ戻すのが基本です。部分入れ歯は「決まった着脱の経路」があるため、噛んで押し込むとズレた位置で固定されやすく、当たりが強くなったり破損のリスクが増えたりします。「指で装着」「噛んで入れない」「無理に押し込まない」を守りましょう。
無理に長時間使わず、早めに歯科の予約を入れる
歯ぐきに痛みや傷がある状態で長時間使い続けると、刺激が重なって治りが遅れたり、さらに当たりが強くなったりなど悪循環が起こりやすくなります。「痛いけど使い続ける」より、装着時間を減らして刺激を抑えつつ、早めに歯科の予約を入れるほうが結果的に回復が早いことが多いです。
食事は「小さく切る・柔らかいもの中心」にする
受診までの間は、外れやすさを増やす「テコの力」を避けるのがポイントです。食事に関しては、一口を小さめにして、柔らかいもの中心にし、左右どちらか一方だけで噛まないようにします。「一口小さめ・ゆっくり・左右均等」を意識し、せんべい/フランスパン/スルメなど硬い食べ物は控えるのが無難です。
なぜ舌で押すと外れるのか|原因は部分入れ歯とお口の中の変化にある

舌で押したときに部分入れ歯が外れるのは、舌の力そのものよりも、「外れにくさ」を作っている条件がどこかで崩れていることが多いです。
部分入れ歯は、バネ(クラスプ)や義歯床が「決まった位置」で安定して初めて力に耐えられますが、部分入れ歯側の摩耗・変形、噛み合わせの偏り、歯ぐきや支えの歯の変化が重なると、舌の軽い力でも浮きやすくなります。
ここでは、部分入れ歯が外れやすい原因を「部分入れ歯の問題」「お口の中の変化」「舌癖・使い方」に分けて解説します。
部分入れ歯に原因がある場合
部分入れ歯は、クラスプ(バネ)や義歯床が「決まった位置」で働くことで安定します。しかし、入れ歯側に以下のような問題があると、舌の軽い力でも外れやすくなるのです。
クラスプがゆるむ/変形・破損して保持が落ちる
部分入れ歯の外れにくさは、とくにクラスプの影響が大きいとされ、クラスプが変形したり破損したりすると保持力が低下しやすくなります。
「以前よりカチッと入らない」「会話中に浮きやすい」などがあれば、歯科でクラスプの適合や変形の有無を確認し、調整・修理の可否を判断します。
義歯床がすり減る・変形してフィット(支持)が落ちる
顎の土台(顎堤)は加齢などで吸収が起こり得るため、適合のよい義歯でも経年的に不適合が生じることがあります。この場合、状態によってはリライン/リベース(裏打ち)が選択肢になります。
「ゆるくて動く」「吸い付く感じがなくなった」などは、このタイプの可能性があるため、適合検査のうえで対応を決めます。
噛み合わせの「高いところ」があり、テコの力で浮く
一部だけ強く当たる(咬合が高い)状態だと、噛むたびに入れ歯が回転したり、浮き上がる方向の力(テコ)を受けやすくなったりして、舌で押すと外れやすい状況につながります。
この当たりは見た目だけでは判断しにくいので、歯科で咬合紙などを用いて確認し、少しずつ調整します。
お口の中の変化が原因になる場合
部分入れ歯は、作った時点での「お口の形」に合わせて設計されますが、お口の中はその後も少しずつ変化していきます。そして、その「お口の中の変化」が、部分入れ歯が舌で外れやすくなる原因になり得るのです。ここでは、この「お口の中の変化」を3つに分けて具体的に見ていきます。
歯ぐき(顎の土台)が痩せて隙間ができる
顎堤(歯ぐきの土台)が少しずつ吸収されると、義歯床と粘膜の間に遊びができ、入れ歯が動きやすくなります。その結果、舌で押したときに浮きやすくなったり、食事中にズレたり外れやすくなったりします。
こうした変化は「適合のよい義歯でも経年的に不適合が生じる」という前提で起こり得るため、歯科では適合検査のうえで、必要に応じて裏打ち(リライン等)の適応を判断します。
残っている歯が傾く/噛み合わせが変わる
部分入れ歯は残存歯を支えにするため、残っている歯がわずかに動いたり傾いたりすると、クラスプの効き方や入れ歯の座り方が変わり、急に外れやすくなることがあります。
このタイプは「入れ歯だけを調整しても再発しやすい」ため、支えの歯の状態確認と、必要な治療・設計の見直しをセットで考えることが大切です。
歯周病やむし歯で「支え」が弱る
歯周病やむし歯で支えの歯が弱ると、部分入れ歯が安定しにくくなるだけでなく、クラスプが当たりやすくなって痛みや傷につながることがあります。
この場合は「部分入れ歯の不具合」と「歯周病・むし歯の治療/管理」を切り分けて同時に整えることで、外れやすさの再発を抑えやすくなります。
舌癖や使い方に原因がある場合
舌で押す癖(舌癖)は、外れやすさそのものを作るというより、外れやすい状態を「固定化」しやすい点が問題になります。外れそうになるたびに舌で位置を探ったり、片側噛みになったりすると、入れ歯に偏った力がかかり続け、ズレや当たりが起こりやすくなります。
また、装着時に噛んで押し込むクセがあると、入れ歯が正しい経路に乗らないまま入り、当たりが強くなったり、クラスプに無理な力がかかって変形や破損につながったりします。
部分入れ歯が外れるときにやってはいけないこと

部分入れ歯が舌で外れてしまうとき「とりあえず入れ直す」「自分で何とかする」を繰り返したくなりますが、やり方によってはズレや痛みを強め、外れやすさを固定化させてしまうことがあります。
ここでは、部分入れ歯が外れやすくなったときにやってはいけないことを3つに絞り、なぜ避けたほうがよいのかについて解説します。
舌で外す/噛んで押し込む
部分入れ歯の装着の基本は、指で、ゆっくりです。外れそうになるたびに舌で押して位置を探ると、入れ歯が座る場所があいまいになり、ズレた位置で噛んでしまいやすくなります。そして、ズレたまま噛むと当たりが強くなり、粘膜に傷ができる場合があります。そうなると、痛みを避けて片側噛みするようになり、さらに外れやすくなるという悪循環に陥りやすくなるのです。
加えて、噛んで押し込む入れ方についても、正しい経路に乗らないまま入ったり、クラスプに無理な力がかかったりして、変形や破損のきっかけになり得ます。入れ歯が痛い・合わないときは無理に使用せず、調整することが必要です。
自分で調整(削る・曲げる・熱で変形)する
「当たるところを少し削ればよさそう」「バネを曲げれば外れにくそう」と感じても、自己流の調整はおすすめできません。なぜなら、入れ歯の当たりは「そこだけ」が原因とは限らず、噛み合わせの偏りやズレの結果として痛む場合もあるためです。削りすぎると適合が崩れ、結果的にさらに外れやすくなる/痛みが増すことがあります。
また、クラスプを曲げると、保持力が上がるどころか「入らなくなる」「別の歯に強く当たる」など、戻せない状態になりやすいので注意が必要です。
入れ歯安定剤を常用する
入れ歯安定剤は、状況によっては一時的に「外れやすさ」や「ガタつき」を抑える補助になりますが、根本原因(適合不良・噛み合わせのズレ・支えの歯の変化)が解決するわけではありません。合っていない入れ歯を安定剤で「その場だけ固定」すると、ズレや当たりの問題が見えにくくなり、粘膜の傷や痛みが長引くことがあります。
どうしても使用する場合は、少量を基本にし、はみ出すほど付けないことが大切です。また、使用後は入れ歯にも歯ぐき側(粘膜)にも安定剤が残りやすいため、毎回きれいに清掃してください。とくに粘膜側に残っていると清掃が難しくなりやすいので、乾いたガーゼ等で先に拭い、その後やさしく清掃する方法が望ましいです。
さらに、歯ぐきに痛みや傷がある日は安定剤で「固定して使い続ける」よりも、いったん中止して歯科受診を優先するほうが安全です。
歯科でできること|原因別に調整・修理・裏打ち・作り直しを選ぶ

部分入れ歯が舌で外れるときは、まずどこでズレが起きているかを歯科で確認し、原因に合った対応を選ぶことが重要です。バネ(クラスプ)の保持力の低下、噛み合わせ(当たり)の偏り、歯ぐきの変化による適合不良など、それぞれの原因によって必要な処置が変わります。歯科では、部分入れ歯単体だけでなく、支えの歯や噛み合わせも含めて評価し、調整・修理・裏打ち(リライン/リベース)・作り直しを段階的に検討します。
クラスプの調整・修理で改善するケース
「外れやすい=すべて作り直し」ではありません。クラスプの変形や破折、保持力の落ち方が軽度で、部分入れ歯本体の適合や設計に大きな問題がない場合は、クラスプの調整や修理で改善することがあります。ただし、支えの歯(残存歯)にむし歯・歯周病・動揺があると、クラスプを直しても再発しやすいため、支えの歯の検査とセットで判断します。
噛み合わせの調整で「浮き」が減るケース
噛み合わせに「高いところ(強く当たる部分)」があると、噛むたびに入れ歯がテコのように動いて浮きやすくなり、舌で押しただけでも外れやすくなります。歯科では、咬合紙などで当たりを確認し、少しずつ調整して「動かない当たり」に近づけます。自己判断で削ると、当たりが別の場所に移って悪化することがあるため、ここは歯科での評価が前提です。
裏打ち(リライン/リベース)でフィット感が戻るケース
裏打ち(リライン/リベース)は、部分入れ歯の内面側を調整して歯ぐきへの当たり(適合)を改善する処置です。顎の土台は加齢などで吸収が起こり得るため、適合のよい義歯でも経年的に不適合が生じ得るのです。この「土台が痩せてゆるむタイプ」の外れやすさでは、リライン/リベースが選択肢になります。ただし、噛み合わせのズレが大きい・設計自体に無理がある場合は、裏打ちだけでは限界があるため、総合的に判断します。
作り直しが必要なケース
調整や修理、裏打ちで改善しない場合は、作り直しを検討します。ここでは、部分入れ歯の作り直しが必要なサインを解説します。
作ったばかりなのに外れる
作製直後から外れやすい場合、装着の仕方よりも、設計(支え方・バネの位置)や噛み合わせ、当たりの偏りに原因があることがあります。短期間で不具合が続くときは、使い続けて慣らすより、まずは設計・咬合・適合を再確認し、必要なら調整方針そのものを見直します。
入れ歯が古い/壊れている/繰り返し調整しても改善しない
破損や大きな変形がある場合、修理で延命できることもありますが、材料の劣化や設計に限界があると、調整を重ねても外れやすさが戻りやすくなります。「調整のたびに良くなるが、すぐ戻る」を繰り返すときは、作り直しのほうが結果的に負担が少ない場合があります。
ブリッジ・インプラントなど他の選択肢も含めて相談できると安心
欠損の範囲や残っている歯の状態によっては、ブリッジ・インプラントなど他の治療法が候補になることもあります。たとえば、インプラントを選択すると、周囲の歯を削らずに機能回復を目指せる可能性があります。ただし、顎の骨量や骨質などが条件になったり、長期的なメンテナンスが重要になったりなど、入れ歯治療とはまた異なったメリット・デメリットがございます。
大切なのは「最初からどれが正解か」を決め打ちしないことです。まずは、外れやすさの背景にある支え(残存歯・歯周病の状態)/適合(フィット)/噛み合わせを確認し、保険内の調整・修理・裏打ちで改善できる余地があるかを整理します。そのうえで、もし入れ歯の設計や支えの条件に限界がある場合に、固定式のブリッジを検討できるか、あるいはインプラントが適応になるか、と段階的に選択肢を広げていくほうが納得しやすいです。そのため、複数ある治療法それぞれのメリット・デメリットをきちんと患者さまに説明し、患者さまの不安や心配から来るご質問に丁寧に答える、そのような信頼できる歯科医に相談することが大切です。
保険と費用の注意点|部分入れ歯の6か月ルール

部分入れ歯の不具合は「調整で済むのか/修理が必要か/作り直しになるか」で、かかる費用や通院回数の見通しが変わります。さらに保険診療では、作り直しのタイミングに関して後述する「6か月ルール」が関わるため、「外れやすい=すぐ新製作」とはならない場合があります。
ここでは、保険でできる範囲を理解したうえで、損をしないために知っておきたいルールについて解説します。
保険でもできる調整・修理は意外と多い
「部分入れ歯が外れやすくなった=新しく作り直す」と思われがちですが、保険診療でも「いまの入れ歯を活かしながら整える方法」があります。外れやすさの原因が、クラスプ(バネ)の軽いゆるみ・当たり(噛み合わせ)の偏り・歯ぐきの痩せによるフィット感低下などであれば、段階的に対応できることが多いです。
たとえば、次のような処置は保険の範囲で行われる代表例です(※状態により適応は変わります)。
- 義歯修理:割れ・欠け・破損、人工歯の脱離、クラスプ周辺のトラブルなどに対して修理を行う
- 裏打ち:歯ぐきの変化で「ゆるみ」が出た入れ歯に対し、内面を調整して適合を回復する
- 噛み合わせや当たりの調整:当たりの偏りで「浮く」状態を減らし、外れやすさを改善する
「どれが必要か」は、入れ歯だけを見ても判断できないことがあるため、支えの歯や噛み合わせ、歯ぐきの状態まで含めて確認し、調整→修理→裏打ちの順で「必要最小限」から検討していきます。
保険で作り直す前に|部分入れ歯の6か月ルール
保険で「新たに有床義歯(入れ歯)を作製する」場合は、原則として前回の作製から6か月経過後に行う、という取扱いが厚生労働省の通知で示されています。ただし、遠隔地への転居で通院が困難になった場合や、急性の歯科疾患で欠損状況が変わった場合など、特別な事情があるケースは例外として扱われ得ることもございます。
「自分が該当するのか分からない」という場合でも、経緯と口腔内の状態を確認すれば整理できることが多いので、受診時に遠慮なくご相談ください。
再発予防|外れやすさを減らすための毎日のケア

部分入れ歯が「外れる」「浮く」を繰り返すと、食事や会話のたびに不安が強くなるなどストレスが増してしまいますよね。再発を減らすためには「入れ歯だけ」を気にするのではなく、着脱の仕方・清掃習慣・定期的なメンテナンスをセットで整えることが重要になります。
ここでは、今日からできる基本のケアを3つに分けて解説します。
着脱は「指でゆっくり」が基本
部分入れ歯の着脱は、慣れてくるほど自己流になりやすいのですが、基本は変わりません。クラスプ(バネ)に指をかけ、左右を同時に、ゆっくり動かすのが原則です。片側だけ引っ張ったり、舌で外したりすると、クラスプがゆがむ原因になったり、鉤歯(バネをかける歯)に負担がかかったりしやすくなります。
また、装着時に噛んで押し込むと「正しい経路に乗らないまま入る」ことがあるため、入れるときも指で支えて、ゆっくり座らせる意識が大切です。落下による破損や誤飲を防ぐため、洗面台の上ではタオルを敷く、できれば座って行う、といった安全策も習慣化しておくと安心です。
清掃は入れ歯だけでなく「残っている歯」も重要
部分入れ歯は、残っている歯を支えにして使う治療です。そのため、入れ歯をきれいにしていても、支えの歯や歯ぐきのケアが不十分だと、歯周病やむし歯が進み、結果として外れやすさにつながることがあります。
食後は「入れ歯の洗浄」だけで終わらせず、支えの歯(バネがかかる歯)の歯みがきまでをセットにしてください。入れ歯を外した状態で、バネが触れていた部分・歯と歯ぐきの境目を丁寧に磨くことが、結果的に入れ歯を長く安定して使えるようになることにつながります。
定期的に歯科でのメンテナンスを受ける
外れやすさは「急に壊れた」というより、噛み合わせの当たりの偏り・クラスプ(バネ)のわずかな変形・義歯床のフィット感低下といった小さなズレが重なって起こることが多いものです。入れ歯だけでなく残っている歯の状態にも左右されるため、定期的に歯科でのメンテナンスを受けて「早めに手当て」すると再発を抑えやすくなります。
定期検診では、噛み合わせの偏りを確認して必要なら微調整し、クラスプのゆるみ・当たりや義歯床の適合(浮き・ズレ)を点検します。加えて、支えの歯のむし歯・歯周病・動揺も一緒に検査していきます。違和感が強くなる前に整えられると、痛みや外れのストレスを長引かせにくくなります。
大阪府高石市|のだ歯科クリニックでできること
部分入れ歯が舌で外れるときは、入れ歯だけでなく「支えの歯」「噛み合わせ」「歯ぐきの変化」まで含めて原因を整理することが大切です。当院では、歯科用CTや拡大鏡なども必要に応じて活用しながら状態をできるだけ見える化し、必要な調整を段階的に提案します。治療はもちろん、担当衛生士制のメンテナンスやGBT(エアフロー)によるクリーニングまで含めて、部分入れ歯が外れにくい状態を長期的に支える体制を整えています。
診察の流れ
まずは「いつから/どんな場面で外れるか(会話中・食事中・飲み込みそうになる等)」を詳しく伺い、あわせてお口の中の検査を行います。当院は初診時からいきなり治療を進めるのではなく、状況把握のためのカウンセリングや検査を重視して進めており、痛みが強い場合は先に応急処置でつらさを軽減する方針です。
検査では、噛み合わせの当たり方(高いところ・左右差)を確認し、次に入れ歯そのものの適合(浮き・ズレ)やクラスプ(バネ)のゆるみ・当たりを点検します。必要に応じて歯科用CTや拡大鏡なども用い、支えの歯や周囲の状態まで含めて原因を整理します。
そのうえで、当日対応できる内容(軽微な当たりの調整など)と、後日になる内容(修理や裏打ちが必要なケース)を分けて説明し、目安となる通院回数と見通しをお伝えします。
「まずは相談だけでも」という方には、入れ歯・ブリッジ・インプラントの無料相談も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
まとめ:部分入れ歯が舌で外れるなら、歯科で原因を見て調整へ

部分入れ歯が舌で外れるのは、舌の力だけが原因ではなく、適合(フィット)や噛み合わせのズレ、支えの歯や顎の土台の変化が重なって起きることが少なくありません。そのため、舌で外す・噛んで押し込む・自分で削る/曲げるといった対応は、かえって当たりやズレを広げ、入れ歯が入らなくなったり破損したりするリスクがあるため避けるのが安全です。
歯科では原因に合わせて、噛み合わせ調整、クラスプの調整・修理、裏打ち(リライン/リベース)、必要なら作り直しを段階的に選択できます。なお保険では新製作に「原則6か月経過後」の扱いがあるため、早めに相談して「今できる改善策」を整理することが損失回避にもつながります。
「部分入れ歯が外れやすくなった」「原因をきちんと見てほしい」という方は、のだ歯科クリニックで状態確認から一緒に進めていきましょう。
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